困ったことに私は「耳をすませば」を見てからというもの、仕事が終わってから「あ、まだ最終回に間に合うな…」等とまた映画館へ足を運びたくなってしまいます。
喫茶店に行くような感じで、再び雫や聖司にスクリーンで会って、あのラストシーンを見たい衝動に駆られてしまうのです。
実は始め見に行ったとき、よほど感動して地に足がついてなかったのでしょうか、映画館の中で自動車免許書を落としてしまい、それすら気づかずに帰って来てしまいました。
クレジットやキャッシュカード等も入っていて無いと困るのですが、しばらくして映画館から「落ちてたので取りに来て下さい」と連絡が入るまで、どこに置いたか探していた始末です。
さっそく映画館の窓口まで取りに行って、助かりましたと御礼を述べました。
そして、まだ最終回の上映に間に合うと言うので、せっかくここまで来たのだし是非もう1回見たいのでチケットくれと入場料を差し出したら、さすがの映画館の職員さん達もあきれ顔で苦笑してました。
というわけで2回目を見てきたわけですが、1回目見たときよりも色々な発見があって良かったと思います。
多くの少年少女に見てもらいたい映画だと思います。そして、雫と聖2たちのように、自分にもあんな不思議な出会いがあって、互いに惹かれあい励ましあって前向きに思春期が送れたらば素敵に違いと、どうしようもない憧れをかきたてられてほしいと思います。
誰でも自分の中に、まだ磨かれてない宝石の原石を持っていることを、自分の力で確かめてほしいものです。
え? 私はというと…。
思春期をとうに過ぎて思うのですが、私には雫や聖2のように、自分の中に宝石の原石を見つける事が出来なかったかもしれません。あったのはその辺に転がってる石ころで、最初はだいぶとがってましたが、今は世間の荒波にもまれてだいぶ角がとれたかなと思っています。
しかし、この作品を観て自分はまだまだ頑張らなくてはいけない。私のはただの石でも「飛龍石じゃ〜」みたいな気持ちになりました。
今回、久しぶりに感想文をかけたのもそのお陰です。
宮崎さんには、今後も頑張って頂きたいですね。迷惑でしょうがまだまだファンを続けて行きたいと思っています。
(記 1995/8)